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巡洋戦艦「浅間」1〜閃光のパナマ 横山信義

 シャルンホルスト級巡洋戦艦を日本が購入し、浅間級として運用している世界での架空戦記小説。積極的な兵器の輸出入が可能になるほど日本と欧州各国とは良好な関係にあり、それは欧州全体の中でも違わないようだ。さらにロシアも共産化せずに好意的中立に留まっている。
 そして、みんなでアメリカを袋叩きにするのだ……凄まじい世界といえるなぁ。

 政治的な視点はほとんど開かれないままにパナマ閉塞作戦が描かれてしまい、いろいろと気になったのだが、最終的にヒトラーによるファシズム化が米国を冒していたことがわかった。しかし、だからといって全世界を敵に回すほど拙劣な外交をヒトラーが展開するとは思えないのだが……いったいどうなっているんだろう?
 世界観が謎すぎるし、戦術機動も微妙に違和感を覚えることがあって、タイトルにある巡洋戦艦浅間の単独的な奮闘を中心に描いた方がおもしろかった気がした。けっきょくそれは後半一部だけになってしまったが。

閃光のパナマ―巡洋戦艦「浅間」 (C・NOVELS)
閃光のパナマ―巡洋戦艦「浅間」 (C・NOVELS)
横山 信義
カテゴリ:架空戦記小説 | 21:53 | comments(0) | trackbacks(0)

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