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第10会企画展 長島鉱物コレクションと蛭川の鉱物 中津川市鉱物博物館

 企画展の冊子。
 長島鉱物コレクション中の希元素鉱物とペグマタイトで有名な蛭川の鉱物について解説と標本写真を取り上げている。どれも素朴ながら魅力的な標本であり、鉱物趣味の地に足のついた楽しさを感じさせてくれるものだった。
 蛭川産ではないが、結晶がはっきり見てとれる福島産のフェルグソン石の標本に見応えを感じた。放射線などの影響もあって、綺麗な結晶がなかなか見られない鉱物もあるが、こういう希な例がみられるのは嬉しい。
 こちらも蛭川産ではない佐賀県産の鮮やかな青色の緑柱石もよかった。色合いでいえば藍晶石を思わせる。

 宮脇律郎先生によるセリウムヒンガン石の記載秘話が語られており、専門的ながら分かりやすく興味を引かれる分析化学の世界に首をつっこめた気分になった。
 長島弘三先生が授業をはじめるまえに周期表をすらすらと板書していた、というエピソードが何とも楽しい。一般にはあまり使われなくなった機材でもシチュエーション次第では役に立つことがあるのも良かった。
 新鉱物記載の影にはアマチュア鉱物研究家の支援があったりして、鉱物世界に魅了された人々の熱意が心地よい。

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新鉱物発見物語 松原聰

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