<< 虎07潜を救出せよ・上 大石英司 | main | 瑞浪の自然(改訂版) 瑞浪市化石博物館 >>

虎07潜を救出せよ・下 大石英司

 プラットホームの占領と潜水艦のレスキューが平行しているのは結局、偶然の産物でそれがもたらす効果も微妙……せいぜい限られたリソースを効率的に運用できたことか。それぞれ切り出せば悪くないストーリーを展開しているのに、いまいち釈然としないものが残ってしまう話だった。プラットホームの件だけを切り抜けば南鳥島の話に被ってしまうけどね。
 せめてDSRVが楊貴妃の首飾りに遭遇して御陀仏するオチなら無慈悲さはあったであろうが……。

 まぁ、今の大石氏にあまり多くを期待しすぎてもダメなのかもしれない。
 キャラクターをどんどん使いまわす手法から、今回目立った連中が再登場することに期待はもてるのだけど、だからといって顔見せが最大の見所になってしまうのも何かが違うんだよなぁ。

 最初にちょっとだけでてきた北朝鮮と最後にちょっとだけでてきたアメリカが加わって、国家としての役者はだいたい出揃っていた。台湾とロシアまで絡めれば文句なしだったかもしれないが、2巻のボリュームでは不可能か。
 技術的な問題でオランダやドイツの企業が顔を出すのも気にはなった。そして、イスラエル――東シナ海は世界につながった海ということで。

虎07潜を救出せよ〈下〉 (C・NOVELS)
虎07潜を救出せよ〈下〉 (C・NOVELS)
カテゴリ:架空戦記小説 | 12:22 | comments(0) | trackbacks(0)

スポンサーサイト

カテゴリ:- | 12:22 | - | -
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://sanasen.jugem.jp/trackback/990
トラックバック