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NGK SCIENCE SITE
これは面白い。うまくやって永久機関を作れないかと工夫することになれば、さらに学習効果は高くなるのではないか。水に色をつけたりして、視覚的なインパクトを高めるとなおよいかも。夏休みの宿題につかって、被らないように注意。
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SIENCE SENSOR
文化も遺伝で決まる!?:いろいろと政治的に利用されてしまいそうな研究だと考えてしまった。ある種の「音感」があるってことでいいのでは。
空気抵抗を減らす新しい翼:これは全力で実用化してほしい。空気だけではなく水にも有効なのかな?船に応用できると書かれていたが、それは上部構造のことだろう。
プレートが縦に裂けていた:日本沈没的な話題をありがとう。JAMSTECの名前も聞きなれてきた。トモグラフィー自体は何度も行われているわけで、どこが新規だったのか分かる記述にしてほしい。
満ち欠けする系外惑星:で、その大気組成って具体的になに?思わずそう突っ込んでしまう。記事はおもしろいのだが。
接ぎ木で遺伝子交換:非常におもしろい発見と視点だ。蔓性の植物はよく融合しかかっているし、天然の接ぎ木に見覚えがあるだけに気になった。
誘惑に勝てない脳:これ、下手するとマインドコントロールに悪用されないか?少なくとも軍事利用は普通に考えられていそう……私のDLPFCにも活動的であってほしいものだ。
古代人の毛髪は語る:ハイエナの糞のなかから――ということが物語る情景が暗い。人間もよくここまでになったものだよ。
赤痢菌のハイジャック:蚊や蛭が血液の凝固を妨害するのに似ているな。非常に厄介なことをしてくれるものだ。
火星に広がる地下水脈:まだオポチュニティーが話題になりうることが凄い。根性のある火星探査車だ。
ツンドラからの二酸化炭素:メタンの問題もあるし、非常に厄介な正のフィードバック要因である。
期待の新薬:あまり威力が大きいと聞くと副作用が心配になってしまう素人心理が働いた。イタチごっこにならなければよいが。
ハッブル定数を再測定:さらに五倍以上の精度で求めるのが最終目的なのか…燃えてるなぁ。
“光の彫刻”の限界をこえた:こういう工夫でブレイクスルーを成し遂げる話は楽しい。
結晶化したちりの起源:非晶質のケイ酸塩って要するにガラスなのかな?ケイ酸塩=非晶質とする説明は何かがおかしい気がした。
DNAで立体をつくる:あいかわらずDNAがブロックのおもちゃにされているよーで。何かの伝統みたいだ。
火星の水は凍りにくい?:生物が生きるにはちょっと厄介だったかも――そんなときは生まれたての氷こそ純粋な水の材料に?
ガラスのようなヘリウム:よくわからんが変態的な話だ。情景を想像すると変な笑いがこみあげてくる。
皮膚をすみ分ける細菌:どうも個人差はそれほど大きくないようだ。日当りの関係はあるはずなので、日常的な格好の大きく異なる被験者で試してほしい。
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月面に衝突体をぶつけて水の存在を探る
この実験で資源を破壊してしまったら?そんなつまらない妄想をしてみた。有望なところにぶつけるわけだから、未来へのリスクはあると思われる……安定して採掘するのが困難になるとか。
まぁ、ともかく結果待ちだな。
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合体で生まれる「ウルトラ赤外線銀河」
このネーミングはなんとかならないものか。銀河の合体にもいろいろな条件があって、その実験がこれまで無数に繰り返されてきたと想像すると興味深い。
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文字入力せずにクリックするだけの画像検索
凄いんだけどあまり深度をあげるとわずらわしいし、浅くすると出逢える画像が限られる問題を抱えている印象を受けた。最初のとっかかりだけは検索で出せるといいかもしれない。
新しいものに出会いたければ外出するのが一番だけどね……すぐそこの通りの裏にもいままで見たことのない空間が広がっているのだ。
Viewサーチ北海道
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ナノファイバーで“蒸れない”肌着
説明されている肌触りが気になってしかたがない。ともかく一度触ってみたいものである。猫も杓子もナノナノ状態には歪んだ抵抗を覚えてしまうなぁ。
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宇宙からみた巨大な“綿菓子”
メインの写真もたしかに迫力があって面白いのだけど、ASTER画像の植物部分が今後みせるであろう回復に関心が移ってしまってしかたがなかった。
この山って架空戦記小説の真珠湾奇襲作戦描写でよくでてくる松輪富士なんだね。感慨深い。
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徹底特集 太陽光発電
まるでパソコン雑誌のマシン特集のようだ……かなり商売っけが出てきており、異色の記事にみえた。まぁ、これはこれで地に足がついていて面白いのだが。日本のメーカーには是非研究開発期間の長さをみせつけて、一大産業として発展していってほしい。ドイツにインタビューが行くのは半ば屈辱的だと思うよ。
しかし、これ以上電線に流れる逆流電力が増えると電力会社が苦労するんじゃないかなぁ。商売としては送電線を握っていれば発電には必ずしもこだわらなくてもいいかもしれないとはいえ。
太陽光発電がいきおいを増すほど、裏面での「揚水発電」が重要性を増していくはず。あと超電導コイルに電気をため込むSFチックな設備もあったなぁ。
地産地消の発想に逆行する部分をもった太陽光発電の世界ネットワーク構想は政治的難易度が高すぎる……完全に「資源」の形になってしまうし、超電導ケーブルもパイプラインみたいなもので干渉を受けざるをえまい。
有望な地域に限って政治的に安定していると言い切れないのも辛いところ。日本としてはアメリカとオーストラリアにやってもらえれば助かるか。アメリカの太陽光発電普及率の低さは嘆かわしかった。
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宇宙からみた“?”な風景
おもしろいけど、見覚えのある画像が多すぎる……今の時代やはり雑誌は後発的になってしまいがちなのかもしれない。そんななか、船雲は興味深かった。
関連書評記事:
宇宙から見た地質〜日本と世界
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宇宙のナンバーワン天体
ギネスか……地球から正確にデータを求められる範囲からしか選べないのが寂しい。広大な宇宙にはもっと凄い連中がいるんだろうなぁ。カストルの6重星にはたまげた。カストルCは軌道を交換するタイプなのかな。
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サンゴでできた海鳥の楽園
コグンカンドリの狩猟方法がえげつないなぁ。他の鳥に依存していると生存性が低下してしまうリスクを負っているわけではある。
平和にみえる島にも足元から海面上昇の危機が訪れていて世知辛い。製塩などやっていて住民は結構働き者の印象を受けた。
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魚はなぜ群れる?
これも進化の神秘というよりほかない。距離感を把握しにくい眼の構造を側線で補っている点が興味深かった。群れて交配相手をみつける集団結婚ぶりには……まぁ、そういう利点もあるか。
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地上で最も乾いた大地 アタカマ砂漠
橙色の山が連なる景色は異様だった。植生があまりにもないおかげで水による浸食が際立ってしまっている――砂漠なのに。この地にいきなり放り出されたら、どれだけ持つだろうか。そんなことを考えてしまった。
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東京スカイタワー
610メートルで、世界でもっとも高いタワーになれるのか……ソツのない設計という印象を受けた。堅実に建築してくれることであろう。
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三葉虫の大隆盛時代 古生代オルドビス紀
オルドビス紀をちゃんと変換しないパソコンに絶望する。ホント、アホだなぁ。
ニエズコウスキアの突き出した頭やレモプレウリデスの回遊性ゆえに360度上下をみようとする眼の構造がとてもユーモラス。
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白髪の原因は、「幹細胞」枯渇だった
白髪になるのはそこまで嫌かなぁ――下手な対応はガン細胞が怖いみたいだし。まぁ、年齢を感じて精神にくることまで考えたうえで対策が必要なのかも。
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手足の動きを思いえがくだけで車いすを操縦
操縦者の慣れもかなり効いてきそうだ。緊急停止方法が説明文中にないと不安に思っていたら、左下のカコミにあった。
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地震と台風の意外な関係
巨大なエネルギーを放出する地震も意外なトリガーをもっているという話。まぁ、台風レベルでもむちゃくちゃエネルギーがあるんだけど。
なんとかコントロールできないものか。
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渡来系の弥生人はどこからきたか?
渡来人の場合は北九州経由が中心だったのか、他の地域の遺伝子を調べることでわかるはず。まだまだ研究の余地は多いようで。
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今月のフィールドワーカー
いきなりダイビング部がでてきて驚く。実際に自然に触れる機会が多いから動機づけされやすいし、機材ももっていることには納得した。大したものだ。コミックブレイドの「あまんちゅ」でネタにしないかなぁ。
Newton (ニュートン) 2009年 09月号 [雑誌]