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NGK SCIENCE SITE
アンコールと付いているように再掲載らしい。ついにネタ切れ?
この夏休みの工作が求められる時期に……ニュートンなんて理科系の教員がいかにも読んでいそうな雑誌をネタにしちゃ駄目か。せめて過去のヤツを応用的に使えばいいかもしれないが、安直な利用は控えておこうね。
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SIENCE SENSOR
植物が自分を見分けるには:自慰禁止令が厳しいこと。自己を見分ける過程がうんたら、と言い出すと途端に哲学的になるなぁ。
カエデの種子が飛ぶしくみ:数キロも飛ぶとは馬鹿にならないものだ。ただヘリコプターへの応用はただ遠くまで飛べばいい種子と違って制御が大変そうだと思った。コウモリや昆虫もやっているなら可能なのだろうが…。
雷雲は天然の加速器:なにも不思議なことは起こっていないと思うが、ただエネルギーが途方もない。
隣人から学ぶ防衛術:とばっちり的に攻撃されたオウムが可哀想。さらに追撃されることがなくてよかったね。
大質量星の“地震”:イメージとしては静かに震えているモードの線香花火。
火星に降る雪:地上まで届かないと雪の定義にならないんだっけ?地球上の感覚で考えればそうか。
がんとダウン症の関係:こんな関係があったことを初めて知った。スタート地点が無知すぎた…。
裸電球の効率を上げる:複雑な加工をして寿命を縮めることにならないかなぁ。トータルコストのバランスはいろいろ掛かってくるから難しい。
遠くても密接な関係:まぁ、大気のタイムスケールは短いからねぇ。
数個の水分子にもとける:統計的にしか考えられなかった現象がもっと詳しく分析できるようになっていく。
移動の有無は歯でわかる:理屈で飛ばしている部分があった。同位体と成長縞でやるのはブレが大きい気がする。これからの温暖化と進化について言及しているのは本気なのかな?ダイブ状況が違うような――北極圏が40度も上がるのはいつになるやら。
知られざる地球の“外見”:けっこう複雑な手を使う必要があるのだなぁ。火星探査機に観測させてもそこまで厳密なデータは得られないのか。
ミリ秒パルサーの起源:継続は力なり。10年以上観測を続けて初めて分かることもある。こういう話も好きだ。
警報は過酸化水素:逆に過酸化水素を塗って白血球の呼び水にする手も使えそう。
新型インフルエンザの評価:やはり新大陸は被害が大きいなぁ。グリーンランドはなしで、デンマークはありなのね――スバールバル諸島も似た扱い。パキスタンも時間の問題だし、豚インフルエンザが世界を覆う日は近い。
惑星の運動は安定?:可能性が低すぎて気が遠くなった。火星や金星が地球にぶつかるといわれても「そうか」としか答えようがない。
液体が壁をのぼる:毛細管現象とは違うの?どうも、もっと機械的な現象が起きているみたい。
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重さのない世界で「重心」を探す方法とは?
重さのある世界でも重心を探す機会があまりないなぁ。粉末のものが水に溶かして使われている生活の知恵が興味深かった。酢を混ぜればドレッシングのできあがり。
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初期の銀河だけが生き残った?
生まれてもいないのだから死んだというのもおかしな気がする。銀河間を旅する時に衛星銀河のなりそこないが役に立つかもしれないなどと夢想した。
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人にかわって“連想”する検索エンジン
さいきん出かかって出てこない言葉を調べたいことが多いのだが、ちょっと機能が違うかな。かなりパワーがいりそうだが面白い検索エンジンだ。
連想検索エンジン reflexa
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接着剤いらずの“ナノばんそうこう”
あまりに接着力が強いと失敗したときに面倒なことにならないのかな。薄いだけに切断が容易なのかもしれない。将来的な発展が非常に期待できる素材だと感じた。
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星を“つくる”望遠鏡たち
いわば“神の手”――違います。まだ面白い構図で撮れたものだ。技術の進歩に驚くが、マウナケアにおける天文台の密集ぶりにも驚く。「ご近所さん」も最先端の研究をしている雰囲気は刺激的で楽しいだろうな。
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原子の正体
教科書的なことから段々と積み重ねていって、なかなか興味深いところに入ったな、と思ったらすぐさまおしまい。もう少し、記述を進められないものなのか。まとめとしての要素があるぶん、不確定な領域への踏み込みが甘くなっているのを感じる。しかし、しっかりした足場だけじゃ、あまりワクワクできないのだ…。
とりあえず恒星内のs過程が興味深かった。金などの重元素は中性子星同士のニアミスで生まれるという説もあったな。元素の存在量でフッ素が低くなっているのも気になる。確かその理由を見たことがあったはずなのだが……なんだっけ。
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さまざまな光で見る全天宇宙
鉄板の天文画像系記事だが、一味違うのはすべて同じ形式にした全天画像で使用する波長だけを変化させていっていること。おかげで比較がしやすく、かなり興味深く読ませてもらった。とくに赤方偏移の画像が異彩を放っている。
すべて複数の画像を合成したものということで、これらの画像をえるのに費やされた時間と資源を想像すると粛然とした気持ちにさえなってしまう。これからもデータを増やしていってほしい。
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エッシャーのだまし絵に挑戦!
エッシャーが意外と最近の時代の人で驚き、その絵の三次元模型を製作された人が今年亡くなられていてまた驚いた。なによりもまず絵が驚きなんだけどね。
壁にもたれかかって変な構造を観察している人物の存在が肝だと思う。二次元で強引に三次元をみていると、感覚が騙される現象は三次元でモデルを移動させているとよく遭遇する。あれは近隣の大構造の軸方向に合わせるとかプログラミングで改善できる気がするのだが…。
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2009.7.22 皆既日食
いちおうリアルタイムでみた。連続写真だと露出調整の難しさがよくわかる。ひまわりから見た月の影がおもしろかった。
2012年の金環日食も楽しみなのだが、こういう予定表には曜日を併記してほしいなぁ。取材で身軽に動ける人ばかりではないので――2012年5月21日は月曜日らしい。
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選挙を「数学的に」考えてみよう!
このタイミングでやると次期与党へのブレーキになりそう……まぁ、いちおう中立的っぽいところでまとめてはいるけれど。政党が勝つために選挙制度をいじることだけは許してはならないと意を強くした。
世論調査の怖さをよくあらわしているのがデュヴェルジェの法則。供託金の回収さえできなくなる少数政党の候補にしてみれば悪夢のような現象だ――自分の意見が反映されるためには政党の規模も一定以上必要と考える有権者が多ければ自然と二大政党に収斂していくわけ。できれば政党ではなく個人で人々の意見を反映させられるだけの存在感を示せる候補が増えていってほしいものだ。
アジェンダパラドックスは何かお話のネタに利用できそうだな。
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宇宙の実験施設「きぼう」が完成
元気そうな人だ――このエネルギーで再び宇宙にいってほしい。宇宙空間といっても青空が背景になっていることが多い。そこが不思議な感覚を抱かせる。
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身体の断面を撮影する オープンMRI
なにかの事務用品を連想させる形だ――無茶苦茶大きいけれど。いつの日かポータブルのMRIが実用化されて手軽に利用されるようになるのかなぁ。そんな未来への一歩と思いたい。
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深い海の小さく多様な生物の時代
オファコルスの異様な迫力といったらない。実際は5〜7ミリほどのようだが、比較物のない絵のなかでは玉蟲もかくやにみえた。他にもキシロコリスなどが怖い中で、コリンポサトンの愛らしさは異常!現代に血統を残している理由をそこに求めてしまいそうになった。
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消えた北方民族とアイヌの関係
このシリーズも長く続くね。まとめた特集にすると面倒な反響が何かとあるのかもしれない……。
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今月のフィールドワーカー
土壁をつくって営巣できる環境を整備するとは行動的だ。やはり力強く蛇行する川でなければ側面が浸食される効果は期待できないようだ。
体当たりで巣をつくるカワセミの豪快さにも驚いた。
Newton (ニュートン) 2009年 10月号 [雑誌]