月刊ニュートン2014年7月号

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 凍ると体積が増える不思議な物体、水である。メタンが水の代わりになっているタイタンでは、こういう現象は起きていないのであろうか。

SCIENCE SENSOR
 しましまの謎:まさかのハエ対策オチである。いっぽうでメリットになって、他にデメリットが出ないなら選択されるわけだ。
 エンケラドゥスの内部:なんで南極側にレンズ状に生じているのかな?熱源は朝夕力だろうから、地球的な感覚では見られないか。
 月はいつできた?:特集と繋がるタイムリーなニュース。ともかく与えられた材料から確からしい数字を出すことが大事。
 ペンギンとクジラの争い:ささなみが第二ラウンドを東京湾で開始しようとしていたのに……!
 プレートが動く原因:定説の補強。
 火星の地下に眠る氷:名古屋大学でも火星の研究がおこなわれているんだ。そっちに関心をもった。

地球によく似た系外惑星を発見!
 その名もケプラー186f。赤色矮星の惑星と言うことは地球よりも長い寿命が約束されているのかな?生物が居たら赤外線でものを見ているのかな?夢が膨らむ。

虫垂は不用な器官ではなかった!?
 これは衝撃的なニュース。まぁ、虫垂炎で死ぬ方が健康に悪いので切ってしまっても仕方がない。より切らずに済ませる方向になりそうだけど。
 昔は誰もが一生のうちになる病気だと勘違いしていたなぁ。

世界の絶景 グランドキャニオン・ブライスキャニオン
 グランドキャニオンの琥珀色の雲に現実味がなくて、絵画としか思えなかった。だとしたら物凄い大作だが、ニュートンも昔みたいに絵師に仕事を回してほしいんじゃよ……。
 ブライスキャニオンの景観がグランドキャニオンとはまったく異なると解説されているけど、日本人的な目でみればどっちも異質な点でよく似ているよ。しかし、面白い溶け残り方だ。

太陽系 誕生と進化
 やはり井田茂氏が協力者に名を連ねていたか。
 水星の高密度について、メッセンジャーが定説を覆すデータを得ていることに驚いた。ジャイアントインパクトがなかったなら元素分布のムラと言うことになるが、そうすると惑星の位置が移動したと考えた場合に面倒になってこないか?
 惑星形成説はいろいろな情報が複雑に絡み合っているから面白いな。冥王星について個別解説がなくて泣いた。準惑星の代表格としてページを割いてあげればいいのに。

七変化するアジサイ
 アジサイの花はガク。もはや耳にタコである。野生種の紹介が興味深かったので個人的には全ての写真を揃えてほしかった。

戻れない地球温暖化
 まだ地下に貯留するCCSに期待が掛けられているんだ……よくわからない地下のことに期待をかけ過ぎで、失敗した場合が怖い。石油採掘技術に絡めてなし崩し的に実績を築いている形に不信感を抱いた。
 二酸化炭素の固定をプラスチック化で行うようになるのは夢を見すぎだし、エネルギー確保の問題が大きいか。
 地熱発電も、CCSと同じく見えない地下に依存するものだしなぁ。
カテゴリ:科学全般 | 18:05 | comments(0) | trackbacks(0)

探検!日本の鉱物 寺島靖夫

 国内の鉱山で勤務していた経験のある“アマチュア”コレクターの著者による鉱物図鑑。写真は国内の鉱物に限られているのだが、標本のレベルは鉱山が動いている時に取られたものなので、相当高い。結果的に購入で手に入れられる国外産鉱物と近いレベルの物が多く載って、バランスが取れていた。

 載せ方の順番は水晶などを例外としておいて、産状による分類という特徴的なことをしている。最後は沸石(その後に日本新産鉱物がいくつかあるが)になっていて、そこは多くの図鑑と同じである。
 ちょっとした記述ながら産地の情報が多く載っていて、大半は昭和に採取されたものながら、採集コレクターには興味深い独自情報が多かった。
 最近の採取記録があるものは、今でも取ることが期待できるはず。いまになっても新産地が開拓されていたりして、コレクターの足で稼ぐ行動力には感心させられた。

 これだけのコレクションを創るのに必要とする時間を考えたら気が遠くなる。最初は物欲を刺激されていたが、最後の方は圧倒的すぎて降参気味だった。いまから同じレベルの国内鉱物コレクションを築くのは不可能に近い。
 巻末にちょっとだけ海外での鉱物採集情報も載っているのだが、取れたの物の写真はパッとしない。わざとそういう物を選んでいるのか、挑戦した回数の差が問題なのか。
 アメリカでは無断で私有地に入り込んで鉱物採集されて射殺される例もあるとか……さもありなんと思ってしまった。

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探検! 日本の鉱物 (単行本)
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カテゴリ:地学 | 22:39 | comments(0) | trackbacks(0)

鉱物コレクション〜コレクターが語る鉱物の魅力〜 青木正博・監修

 鉱物コレクター9人によるこだわりが感じられるコレクションとコレクター歴の紹介本。
 日本で鉱山が稼働していた時代から職業を活かしてコレクションを進めていた人がいて、国産とは思えないレベルの標本がいくつも飛び出してきた。
 光川寛氏の秩父鉱山産車骨鉱や尾去沢産ロードクロサイトなど、日本鉱山の歴史を感じた。久野武氏の紅電気石は完全に宝石クオリティ。ちょっと意味がわからないレベルで美しい。橋本悦雄氏のエリー鉱は実物がなければ幻を見たんじゃないかと言いたくなってしまう。
 いまでも死にもの狂いで産地を開拓して、足繁く通い続ければ高レベルの標本を得られる可能性はある。熱が再燃してしまう内容だった。でも、高温の維持には同好の士が欠かせないのだ……。

 コレクターのそれぞれが標本に解説を入れてくれていて、日本やコレクター本人の歴史が感じられた。ラベルが重ねて保存されている場合は、標本の歴史も読みとることができる。
 ちょっと由来を重視する茶道具っぽいと思った。鉱物趣味も知らず知らずのうちに日本化されていくものか。

 中にはインターネットで情報の発信を行っているコレクターもいて、より身近に感じられた。でも、雲根誌21の人は初期から知っているけど苦手……まさか寄稿されるとは思わなかった。やっぱり異彩を放っている。
 ミネラルショーでもしかしたら見たことがある人がいるかも、と考えるのも面白い。あるいは彼らの手を通った鉱物を買ったことがあるかもしれない。
 鉱物漫画が完結していたことは残念だ。気になっていたのだが買わなかったのは失敗だったかなぁ。

 後ろの方には鉱物の撮影方法や管理方法が載っている。中津川鉱物博物館では標本ケースや固定粘土、ラベルが売っているのでオススメしたい。
 なお、具体的な産地情報は津軽半島の瑪瑙のみだった。標本ごとの細かい記述を集めて整理すれば、それなりの情報量になるとは思う。

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鉱物コレクション ~コレクターが語る鉱物の魅力~: 収集ポイント&楽しみ方がわかる (サイエンス&コレクション)
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カテゴリ:地学 | 21:38 | comments(0) | trackbacks(0)

北欧 アイスランドガイド――残されたゆーとぴあ―― 大久保加奈

 日本の大使館職員によるアイスランド観光の冊子、人口31万人のうち20万人が集中するレイキャビクが記述の中心になっている。
 とりあえずタイトルのゆーとぴあをひらがなにした理由を聞きたい。小一時間問いつめたい。そう思ったら著者の術中に首までハマっているのかもしれない。

 温泉に関する記述が目立って、氷河に関する記述は少な目だった。まぁ、内陸に乗り込むのはなかなか勇気のいることだと思う。
 巻末の地図をみていると島内を突っ切る道路は一応あるけど点線になっているので、舗装されていないと思われる。必ず二台以上で行動しないと命に関わりそうだ。

 アイスランド在住経験のある日本人やアイスランド人のコメントが寄せられていて、その中の国歌が長すぎて誰も全部歌えない。オリンピックで優勝したらどうするんだ……というコメントが面白かった。
 白夜なら北窓でも(真夜中に)日が射す事実が興味深い。部屋によっては昼夜逆転した生活を送った方が快適なのか……。

関連書評
ヴァイキングの経済学〜略奪・贈与・交易 熊野聰

北欧アイスランドガイド―残されたゆーとぴあ
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カテゴリ:雑学 | 21:20 | comments(0) | trackbacks(0)

別冊太陽 パノラマ地図の世界

 鳥瞰図。鳥の目からみた見下ろし視点の絵の魅力をあますところなく伝える一冊。大量の鳥瞰図が収録されており、眺めているだけで現地に旅行した気分を味わえる。
 都市や山岳、寺社、古城など作家ごとに得意とする題材に違いがあって興味深い。個人的にはやっぱり古城が気になった。宮坂武男氏の古城図には観察しやすい淡さがあって、わりと時間をかけて眺めた。
 あと、黒澤達也氏の鎌倉が好き。吉田初三郎という鳥瞰図絵師史上に燦然と輝く巨人の名前も覚えた。

 北海道地図によるコンピューターグラフィックスの鳥瞰図も紹介されているが、取り上げられているものは手書きの地図が優勢である。
 本来は見えない谷を開いてみせるなど、作図プロセスが紹介されることで、手描き鳥瞰図の強みが感じられた。
 地図は写真ではなく、模式化されているからこそ、真実に迫れる場合もある。

 そんなことが実感できた。
 あと、ジェオのバミューダ島地図が気になった。きちんと地名が書き込まれていてワクワクする。こういう孤島の地図も品質を問わなければGoogle地図などで見ることが出来るようになったのだから、いい時代だ。一方で、手描きの作家にも栄えてほしいと願う矛盾。
 人間の時間が無限だったらいいのに。ずっと鳥瞰図を眺めているのにな。

パノラマ地図の世界―自然を街を見渡す楽しみ (別冊太陽)
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カテゴリ:写真・イラスト集 | 00:11 | comments(0) | trackbacks(0)

メソポタミア文明入門 中田一郎

 岩波ジュニア親書ということで子供向けを想像したが内容は十分に専門的だった。また、文明の興りからペルシア帝国までの歴史を早送りで紹介したりして密度も濃いものになっている。
 特に興味深いトピックをあげて関心を買うようなことはハンムラビ法典の抜粋紹介などで行われていた。

 なにぶん長い年月を扱っているので一時期の現象をメソポタミア文明全体の特徴と勘違いしないことが重要だ。あるいは一都市の特徴なのか、都市全体の特徴なのか、郊外の住民はどうだったのか。
 そのようなことを気にしはじめるとキリがないほどだ。
 まぁ、初期メソポタミアの人口を試算しているのを見ると、数千、数万のオーダーなので、そのころなら均質性を割と確保できたかもしれない。
 人口を扱うところでは考古学の方法論もみえてきて興味深かった。都市の広さから人口を概算するときは、1ヘクタールあたり125人とするらしい。
 高層建築が造られる時代に入ってからは別の基準があるのだろうな。

 書記に関する章では他のメソポタミアに関する本でも取り上げられることの多い「学校の日々」が紹介されている。
 先生への賄賂を奨励するような話を学校で書き写すなんて、どんな気持ちでやっていたのやら……賄賂ができない家の子は絶望しちゃうよ。それも一つの「文化がちがーう!」なのか。

メソポタミア文明入門 (岩波ジュニア新書)
メソポタミア文明入門 (岩波ジュニア新書)
カテゴリ:歴史 | 13:59 | comments(0) | trackbacks(1)

激闘!環太平洋大攻防戦2 橋本純

 満州に電撃的侵攻を仕掛けてきた独ソ連合軍に対する日本と英連邦諸国の反撃が始まる。しかし、インド洋には鹵獲艦で編成された大艦隊の影もちらついて……という展開。

 海戦の結果は火を見るよりも明らかで、何故こんな無謀な遠征を仕掛けたのかと本気で思った。むしろ、想像したより戦えていたと評価できる。下手に大兵力を手に入れることがなければ、こんな無謀な行動に出て資材を失うこともなかっただろうに。
 まぁ、カナダの英亡命政府に攻撃を仕掛けなかったのは、アメリカを刺激することを恐れてなのだろう。宝の持ち腐れにならない場所を探すならば、インド洋になってしまうのも、まったく分からないでもない。

 海戦とは正反対に独ソが圧倒的に有利な陸戦の方は、いろいろなテコ入れがあるおかげで、なんとか優勢に持ちこめている。ええ、主人公ですから。
 特に航空戦力は見逃せない要素だ。とはいえ機種開発と生産で、日本が独ソ連合に単独で立ち向かうのは無理がある。最終的には全ての軍事産業が武器だけを出して来るアメリカに独占されるオチになりそうで怖い。

 アメリカと言えば日系義勇軍部隊の話が、常に悲愴感がまとわりついている感じがして苦手だった。史実が凄すぎるからなぁ……。

橋本純作品感想記事一覧

激闘!環太平洋大攻防戦〈2〉 (ジョイ・ノベルス)
カテゴリ:架空戦記小説 | 23:35 | comments(0) | trackbacks(0)

全国版 戦国武将群雄譜〜国人・大名・異能衆伝 歴史群像シリーズ特別編集

 戦国時代に活躍した全国の人物をまとめた一冊。東北や関東は戦国末期に人材が偏っているが、中国地方などはそれほどでもない。地域によって著者が異なるので好みで分かれている部分もあるのかもしれない。
 吉川氏など養子しか登場していない家が非常に可哀想だった。小早川氏に至っては養子の養子である秀秋とその家臣だけが紹介されている。出身地から考えると、その地域に含まれているのはおかしい……それを言い出すとキリがなくなってしまう。

 ひとりひとりの記述は短いので、エピソードの多すぎるタイプの武将については消化不良を感じた。細川忠興など、もっとたくさん書くべき事があったはず。あの記述ではまるで有能で人間的欠陥がなかった人物みたいに見えてしまう。マイナス面の記述が減って褒め殺しになっている面はある。それでもなお、ボロクソいわれている一条兼定……。
 逆に一芸の持ち主は、記述が良くまとまっていて、満足できる傾向がみられた。マイナーな人物にも光が当たっていて、何人か気になる人物ができた。
 光秀の侵攻を死ぬまで退けつづけた赤井直正であるとか、宇喜多家で唯一出世できた戸川達安であるとか。小田氏治が載っていた点も嬉しい。

 冒頭のカラーページでは戦争の段取りが上手くまとめられている。歴史群像関係の本でよくみる内容だが、同じ本を読み返すことが少ない私には復習になってありがたかった。

戦国武将群雄譜―国人・大名・異能衆伝 (歴史群像シリーズ)
戦国武将群雄譜―国人・大名・異能衆伝 (歴史群像シリーズ)
カテゴリ:歴史 | 23:14 | comments(0) | trackbacks(0)

図説アレクサンドロス大王 森谷公俊・鈴木革

 イランでの現地踏査をふまえたアレクサンドロスの遠征前半をメインにした本。写真がふんだんに使われているのに、ボリュームたっぷりに感じられるのは、アレクサンドロスに関する本を大量に書いてきた著者ゆえに文章が洗練されているからか?
 内容は絞られているし、コラムが果たしている役割も大きい。古代の軍事に興味がある人間にとって参考になるコラムばかりでとても良かった。軍隊が何かに遭遇して立ち止まろうとすると前後の時間差によって、全体では物凄いロスになってしまうという(他の論文を参考にした)指摘は目からウロコだった。
 あと、大王の負傷記録がすごい。父親も戦いで片目を失ったり足を槍で貫かれてりしているが、息子は自分から無茶に飛び込んでいる。

 ペルシア帝国との戦いがメインで、グラニコス・イッソス・ガウガメラの三大会戦すべてに戦況図がつけられている。
 まぁ、見慣れたものではあるが、おさらいに。イッソスにおけるペルシア軍の数を72000、マケドニア軍の数を19100としていて、ずいぶん地に足のついた数字に落ち着いた印象がある。
 でも、冷静に考えると膨大な人数だ。特に戦場が山と海に挟まれた隘路とあっては。

 著者がはじめての登山などを行ったため、記述に力を入れているペルシア門での戦いでは、クラテロス将軍が別働隊を預けられたことが気になった。彼はヒュダスペス河の戦いでも戦術的な別働隊(居残り部隊)を任されている。どちらの場合もちゃんとしたタイミングで戦闘に参入させてくるから信頼感があっただろうな。
 最後の抵抗をおこなったアリオバルザネスがイラン人に人気があることは、アリオウィストゥスやアンビオリクスがドイツ人やベルギー人に人気であることを彷彿とさせる(名前もアから始まって似ている)。
 負組で実際には民族が違ったとしても評価される。こういうのいいなぁ。

 著者が調査中に熊や虎の足跡を撮影していて21世紀らしからぬ「探検」の気配を感じた。こんな場所で天幕もなしでキャンプですか……マケドニア兵も野獣におびえて夜を過ごしたんだろうな。

関連書評
月刊ニュートン2012年4月号:あとがきで著者が述べている某科学雑誌とはニュートンのこと。この号に記事が載っている。
アレクサンドロス大王「世界征服者」の虚像と実像 森谷公俊
興亡の世界史1〜アレクサンドロスの征服と神話 森谷公俊
世界の戦争1〜アレクサンダーの戦争 長澤和俊
アレクサンドロスとオリュンピアス 森谷公俊

図説 アレクサンドロス大王 (ふくろうの本)
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カテゴリ:歴史 | 14:30 | comments(0) | trackbacks(0)

ナショナルジオグラフィック考古学の探検 古代イラク

 2つの大河とともに栄えたメソポタミア文明が副題。メソポタミアがギリシア語で二つの河に挟まれた土地であると本の中でも説明されているとおりで、二重表現気味である。
 非常に薄にも関わらず、先史時代からシュメール、バビロニア、アッシリアの三つの時代に、出土品の保護に関わる問題まで触れている。実に欲張りだ。

 おかげで浅く広い構成になっていて、特別に注目すべき一部に視点が集中している。そこを取っかかりに紹介しているウェブサイドなどで知識を広げて欲しいと言ったところか。
 バビロンの空中庭園やイシュタル門など、目玉はやはり目玉である。
 インタビューを受けている考古学者のはじめて考古学に参加したのはボランティアとして8歳からという言葉も興味深かった。
 考古学の門はいつでも自分が生きている大地に開いているのだ。

 イラクの考古学に関する問題は深刻だ。ひとりひとりが自分の生きる土地に誇りをもって、大事な遺産を守っていってほしいと願う。

関連書評
NHKスペシャル四大文明[メソポタミア] 松本健
五〇〇〇年前の日常〜シュメル人たちの物語 小林登志子

ナショナルジオグラフィック考古学の探検 古代イラク―2つの大河とともに栄えたメソポタミア文明 (ナショナルジオグラフィック 考古学の探検)
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カテゴリ:歴史 | 22:26 | comments(0) | trackbacks(0)
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