新漢詩紀行9〜老境・冬に詠む 石川忠久・監修
2017.03.31 Friday | by sanasen
老いと冬という近い属性をもつテーマをもった詩が集まっている。
白楽天の炭売翁が悲しくて悲しくて心底同情してしまった。実際に炭焼きをしている人の画像を流されると、あまりに強く投影してしまう。さすがに昔ほど酷いことはないと思いたい……。
蘇東坡の「食猪肉」がレシピを詩にしたものでとてもユニークに感じたのだが、石川忠久先生によれば他の詩人・文人も料理に興味のある人が多く、蘇東坡が特別なわけではないそうだ。
そういえば細川幽斎も料理を「芸」の一つにしていた。あと、「中国の男性は料理はしないけど、料理ができる」と、中国の男性に聞いたことを思い出した。
蘇東坡本人が料理をしている人間臭い情景が浮かび上がってくる。でも、詩の出来としては他の収録作品ほどではない……のに、「食猪肉」ばかりが印象に残ってしまった。なんてことだ。
新漢詩紀行 ~石川忠久監修~ 10巻BOX [DVD]
白楽天の炭売翁が悲しくて悲しくて心底同情してしまった。実際に炭焼きをしている人の画像を流されると、あまりに強く投影してしまう。さすがに昔ほど酷いことはないと思いたい……。
蘇東坡の「食猪肉」がレシピを詩にしたものでとてもユニークに感じたのだが、石川忠久先生によれば他の詩人・文人も料理に興味のある人が多く、蘇東坡が特別なわけではないそうだ。
そういえば細川幽斎も料理を「芸」の一つにしていた。あと、「中国の男性は料理はしないけど、料理ができる」と、中国の男性に聞いたことを思い出した。
蘇東坡本人が料理をしている人間臭い情景が浮かび上がってくる。でも、詩の出来としては他の収録作品ほどではない……のに、「食猪肉」ばかりが印象に残ってしまった。なんてことだ。
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