MikuMikuDanceモーション作成教室 かんなP/ポンポコP/ショ大河P/6666AP

 MikuMikuDanceでPさんと呼ばれる本からワンステップすすんだMikuMikuDanceの活用方法解説本。かなりマニアックで、著者の個性が出ている章もあって、読み物としても楽しめた。
 カメラワークの説明ではヒッチコックについての蘊蓄が飛び出したりもした。アクションシーン解説のあにまさ式ミクはあにまさ式に見えない可愛さだった。も、もちろん軍曹はカワイイですが!Sir!

 最後にはMikuMikuEffectやKinectを使ったモーションキャプチャーの説明もあって出版当時の最新動向を反映したものになっている。
 が、進歩が著しい界隈なので常に最新情報に当たる必要もあるだろう。単純に検索すると古いバージョンにしか使えない情報が上位に出てきたりして大変なのだ……本は最新情報じゃないことを覚悟できるから、ネットよりも扱いやすいかも。

 それにしてもいまだに補間曲線の利用に自信がない。本書を参考に試行錯誤しなくちゃなぁ。ボーンの改造をとりあげた6666APの担当部分はそれこそやってみなければ分からない。
 MikuMikuDanceでやりたいことをきちんと見据えて、回り道はしてもそこに常に向かい続ける必要があることは身に沁みた。

関連書評
PさんのためのPMDエディタの本 でで/かんなP
MikuMikuDanceでPさんと呼ばれる本

PさんのためのMikuMikuDanceモーション作成教室
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PさんのためのPMDエディタの本 でで/かんなP

「MikuMikuDanceのためのモデルセットアップ」と副題がついているように、MikuMikuDanceで使うためのモデル編集ソフトであるPMDエディタ(PMXエディタ)の使い方がとてもわかりやすく説明されている。
 タイトルからは古いPMDエディタだけに見えるけれど、新しいPMXエディタについても説明しているので心強い。
 それでも改善され続けるフリーソフトゆえに操作が変わっている部分があって、自分が試した部分だとモーフの鏡像化を呼び出す方法が変わっていた(モーフ作成で開くウィンドウの編集からだった。ちなみに物凄く時間が掛かるので応答しなくなっても焦ってはいけない)。

 破綻の少ない構造的に美しいモデルを仕上げるためのヒントがたくさん載っていて、自分がもっているモデルを確認したくなった。上半身2のような便利なボーンの追加方法もわかる。
 本書を参考にすればお気に入りだけどデータ的に古くなってしまっている(それでいて再配布が禁止されている)モデルをバージョンアップさせて、最新のダンスモーションを踊らせることが出来るようになりそうである(自分の場合だと、大好きな「さぼてん式MAYU」にすべての親も上半身2もない。「きょうもハレバレ」のモーションを流し込んだら異常にギクシャクした)。
 自分もワンステップずつモデルのセットアップに挑戦していきたい。

関連書評
MikuMikuDanceでPさんと呼ばれる本

PさんのためのPMDエディタの本 MikuMikuDanceモデルセットアップ入門
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背景作画〜ゼロから学ぶプロの技 mocha

 AdobePhotoshopCCを使って素早く背景作画をおこなう方法をまとめた本。応用の利く素材を描きため、適用していくことで必要な品質をもつ背景を作り出すことができる。PhotoshopCCのポテンシャルの高さも伝わってきた。
 著者がアニメ業界ではアニメの背景を一日5〜6枚、多いときには10〜20枚も描き上げると最初に述べていて恐怖すら覚えた。一枚に一時間も使えないことがあるわけで、それは時間短縮テクニックが必要とされるわけだ。

 作画方法の説明では所要時間は描かれていないし人によって違ってしまうのも当然ながら、非常に小気味のよい作業の進み具合と「以上で終了となります。」の結びに高速で作業が進んでいることが想像できた。
 あと、著者が描きためた素材のストックの量が気になってしまった。

 層雲の作画に積雲の素材を応用していたり、内実を知ってしまうと厳密には姿が異なってくるものでも、意外となじむ事実を思い知らされた。
 アニメを観ているときは――もしかしたら現実を観ているときすら――背景は脳が映像を記号化して処理しているのだろう、その部分の専門家以外は。

関連書評
東洋ファンタジー風景の描き方 ゾウノセ・藤ちょこ・角丸つぶら
24色でできる!はじめてのコピック背景 ばびりぃ

背景作画 ゼロから学ぶプロの技 神技作画シリーズ
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図解ノート術 美崎栄一郎 仕事の教科書BOOKS

「ミスがなくなり、アイデアが生まれ、目標を達成できる」とのアオリがついたノート術の本。ここに書かれていることを全て実践してきていれば自分の人生も変わっただろうか……と考えてしまった。もっとも、本書の中で読書ノートの取り方として「ひとつふたつでも役立つことを見つけて実践しろ」と書かれているし「役に立たないと思ったら途中で読むのをやめろ」とも書かれている。
 後者の説明があるページを早めに出してきた点で非常に良心的な本だと感じた。最後のページに持ってくるのは勇敢すぎるか。

 社会人のノートは忘れるために取るもので、忘れている間に目の前の問題に集中するとの基本的な思想には頷けるところが大きかった。説明によれば学生のノートとは正反対だけれど、誰も教えてくれず、つまづく人が多いものと思われる……。

 お役立ち文房具紹介もみていて楽しかった。売り文句から高価な品だと想像したのに数百円だったり、逆に限られた機能なのに千円を突破していたり。
 気になったものをノートに取っておいて、いつか試してみるのも良さそうだ。効果の予測と結果を書いてみると、なおいい?

関連書評
仕事、人生がはかどる!ふせんの技100 舘神龍彦

図解 ノート術 ミスがなくなり、アイデアが生まれ、目標を達成できる 仕事の教科書BOOKS (学研ムック)
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イラストでわかるスタンダード馬場馬術 JANE WALLACE他

 イギリスの馬場馬術のわかりやすい入門書。乗馬用の馬が後ろ足に重心をおくことの大切さが繰り返し説かれている。
 馬車用の馬は前足に力を込める調教になるので、小説や漫画にある馬車の馬を奪って、走り回る行為は微妙なのかもしれないと思った。乗れても旋回性能などで問題が生じる。

「インパルジョン」という言葉も繰り返し出てきて、バネが適度に圧縮されたような馬の状態と理解した。競走馬のもつ「スピード」とは「インパルジョン」が対称にあるらしいことが興味深い。
 いろいろな特性を持った馬がいるものだな。

「拳を使う」という表現も良く出てくるのだけど、最後まで理解しきれないところがあった。実践すればわかるのだろう。
 手綱や鞭もあくまでも馬とのコミュニケーション手段として使うのであって、過度になってはいけないことが直接書かれなくても理解できた。
 馬術の実践に当たっては馬が賢すぎるため、先にやることを覚えてしまい失敗の原因になることがあるらしい。調教する人はたいへんだ。

関連書評
クセノポーンの馬術・ポダイスキー ヨーロッパ馬術小史 荒木雄豪・編
そだててあそぼう85〜ウマの絵本

イラストでわかるスタンダード馬場馬術 運動の基本・問題とその解決・競技のテクニック
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日本の地下で何が起きているのか 鎌田浩毅

 岩波科学ライブラリー266
 火山学者の著者による防災啓蒙書。大災害時に生き延びるための心構えや基礎的な地震や火山の知識が説明されている。

 しかし、活断層と地震断層の用語説明が正反対になっていた。著者の説明では地表地震断層って言葉が意味不明になりかねない。マグニチュードも1あがると約32倍で、2あがると正確に1000倍なのに、「約」をつけるほうが逆になっている。
 どうしてこんな間違いを?

 東日本大震災から日本中の活断層や火山がうごめき出しており、日本列島は活動期に入ったと言われる。いつ収まるのか生きているうちには期待できないくらいかもしれないが、活動期でなくても南海トラフ地震などは定期的に襲ってくるので(活動期だぞ)という心構えを持っていた方が防災にはいいかもしれない。
 それにしても連動地震による被災者6000万人の予測はすさまじい。まさに国家存亡の危機になるし、各地の原発がコントロールできるのか非常に心配にもなってくる。
 発電所については破局噴火の方がもっと怖い。いざというとき東日本に逃げるためのイメージトレーニングを勧めていたが、うまく行くとしたら海路かな……趣味でヨットを持っていると命が助かるかもしれない。
 住所の選択もしかり、資産のあるほうが命を守りやすい現実も意識せざるを得なかった。それでも自分ができる範囲で準備している人は、大金持ちでもなんの準備もしていない人より生き延びやすいはず。

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南海トラフ地震・大規模災害に備える 田結庄良昭
中世の巨大地震 矢田俊文 吉川弘文館
スロー地震とは何か 巨大地震予知の可能性を探る 川崎一朗

日本の地下で何が起きているのか (岩波科学ライブラリー)
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池や水とあそぼう 校庭の自然とあそぼう7 やまだたくぞう

 ひらのてつお・え。
「皇帝の自然とあそぼう」と誤変換されて、ものすごい光景をイメージしてしまった。空中庭園でゾウやトラが普通にいそうだな。
 そんなことはないけれど、学校の校庭に池を掘ってしまって、いろいろな動物をよびあつめることを勧める本である。在来生物・外来生物とかは気にしていない。

 アメリカザリガニの脱皮時に磁鉄鉱を体内に取り込ませて平衡感覚を狂わせる遊びをしちゃおうと勧めるところに懐かしいものを感じた。
 しかし、ねらって体内に磁石を取り込めば地磁気を感知できる生物が生まれるかもしれず、渡り鳥などの進化についてひとつの仮説につながる?

 銅(緑青)に毒があると書いている点が微妙で、ボウフラなど種によっては影響を受ける生き物は確かにいるものの、人体には無害であることは証明されていると説明してほしかった。

関連書評
新訂 水生生物ハンドブック 刈田敏三

池や水とあそぼう (校庭の自然とあそぼう)
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土や石とあそぼう 校庭の自然とあそぼう6 やまだたくぞう

 どいかや・え。
 砂や粘土の定義が理学系ではない。おそらく農学関係の定義が使われている。工学関係の定義もあってややこしいのだ。

 身近な土や石をつかった遊びを紹介している絵本だが、石を打ちかいて石器を作る作業は危険がともなう。ゴーグルを使うことを注意してはいるけれど、万が一がありうる。危険が危ないざます。
 自分が親だったら、せめて子供と一緒に読んで、本書に影響を受けてこういうことをする可能性があることは知っておきたい。まぁ、なかなかワイルドである。

 粘土を使った土器づくり、特に土の鈴づくりは創造性を刺激するのにも良さそうだった。火打ち石もあるし、このあたりのことを実体験しておくと歴史教育の効果が高まるのではないか。
 そんなことを意識せず(できるだけ安全に)楽しんでくれれば、それで十分なのだけど。

関連書評
そだててあそぼう40〜土の絵本ゴ超をまもる土
そだててあそぼう105〜肥料と土つくりの絵本5いろんな資材を生かそう

土や石とあそぼう (校庭の自然とあそぼう)
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雪崩教本 雪氷災害調査チーム&雪崩事故防止研究会

 那須の雪崩事故を思い出して手に取った。しかし、最初にあの事故について触れられることはなく、途中でさらりと言及されている程度だった。
 と思ったら、あとがきでしっかり言及されていて、那須の雪崩が本書が書かれた動機だと述べられている。
 ひとつの事例で先入観を与えると一般化への障害となるため、あえて触れない内容にしていたと思われる。トランシーバーの使い方を説明するにも、彼らは持っていなかったし……捜索方法の詳しい説明から、ないなんて論外みたいな雰囲気を感じた。
 と言ってもプロープを使ったローラー作戦的な要救助者の捜索方法も説明はされている。スピードが生死をわける状況で、人手がないといかんともしがたい捜索方法は厳しい。
 雪崩に遭遇した直後の混乱状況で、整然と書かれた捜索方法を実行できると自分を基準に考えてしまうと自信が持てなかった。トランシーバーの画面に表示される通りに動けば捜索を始められるなら、そういう点でも助かる。

 雪崩の物理的な背景やいろいろなテスト方法の解説なども載っていて、薄い割にもりだくさんの本になっていた。
 なんとしてでも雪崩による死者をなくしたいという著者たちの志が伝わってきた。

関連書評
災害とたたかう5〜地すべりとなだれ ジェーン・ウォーカー
自然地理のなぜ!?48 松本穂高

雪崩教本 雪崩対策必読の書 Avoid a Avalanche Crisis
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仕事、人生がはかどる!ふせんの技100 舘神龍彦

「人呼んでふせん大王」の著者が書いたいろいろなふせんの紹介と利用方法の本。まじめなものから、ユーモアのあるものまで、場面によって使えるふせんが整理されている。
 本書を書くためにもふせん術を駆使したと後書きに書いてあった。

 ふせんのひとつひとつは数百円なので、試しにちょっと買ってみたいと感じるふせんもいくつかあった(が、ふせんしていないのであった)。ふせんの指示する部分が分離式の矢印でわかりやすくなる「ココサスフィルム」は「十三世紀のハローワーク」を読み返すときに使ってみようかなぁ。
 腕に巻くふせんドケットウォッチはギャグとしか思えない。でも、評価はおもしろとまじめの中間扱いだった。

 使う製品が極端に限定されないふせんを使った小技や思考法なども紹介されていて、こちらは手持ちのふせんで直ぐにはじめることができる。
 ふせん用の「ホルスター」とも言うべきアイテムまで発売されていて、ふせんマニアの凝りっぷりが感じられた。

関連書評
手書きPOPで売場カイゼン! 石川香代

ふせんの技100 (エイムック 3484)
ふせんの技100 (エイムック 3484)
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